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がん医療フォーラム2018

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[がん医療フォーラム2018](4)がん患者がネット情報におぼれないために 当事者の立場から

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読売新聞東京本社医療ネットワーク事務局長 池辺英俊さん

[がん医療フォーラム2018](4)がん患者がネット情報におぼれないために 当事者の立場から

 がんは命にかかわる病気です。命の主人公である自分が病状、治療について正しく知り、納得し治療を受けることが重要でしょう。

 私は2013年6月、血液がんの一つの急性骨髄性白血病と医師から告げられました。抗がん剤治療でがん細胞を取り除けましたが、1年後に再発しました。

 3年の間に生存率が落ちていくグラフを医師に見せられ、頭の中が真っ白になりました。さい帯血移植を勧められましたが、「時間をください」と言うのが精いっぱい。記者なのに質問の一つもできない状態でした。それから何時間もインターネットで検索しました。玉石混交の情報に翻弄され、疲労と不安が募りました。

 本当は病気や治療法に関する基礎的な情報を、信頼できるサイトから集めるべきでした。患者会のサイトは、「苦しいのは自分だけじゃない」と勇気づけられます。NHKの健康チャンネル、読売新聞のヨミドクターも参考になります。

 医師との対話では、質問する力が大事だと思います。質問は3問程度に絞り、診察前に優先順位を付けて書いておくといいでしょう。

 私は15年4月に移植を受けました。今ゴルフで目標のスコアを上回り、元気に暮らしています。

 ◇ いけべ・ひでとし  1990年読売新聞社入社。96年政治部記者となり外務省キャップ、政治部次長などを経て、2016年から現職。

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