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一病息災

闘病記

[シンガー・ソングライター EPOさん]母親からの虐待~急性ストレス障害(4)母と絶縁 幸せな日々へ

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[シンガー・ソングライター EPOさん]母親からの虐待~急性ストレス障害(4)母と絶縁 幸せな日々へ

 音楽家として大きく成長したものの、母親からの嫌がらせが続いていた。それでも突き放しはしなかった。

 「つながりを切ることに罪悪感と葛藤がありました。やはり親ですから」

 転機になったのは、たまたま受けた催眠療法。施術の間、子どもの頃から心の中に凍結されていた悲しみが一気にあふれ出してきた。

 このとき決意した。

 「母に振り回される人生は終わり。自分が幸せになることを自分に許す、と」

 二度と会わないことを母親に通告。一切の関係を断った。44歳にして、生まれて初めての穏やかで幸せな日々が始まった。

 同時に「同じ苦しみを持つ人に体験を役立てたい」と、自分を救ってくれた催眠療法やカウンセリングを学ぶため、米国の専門大学に入学。日米を往復しながら、フロリダ州認定セラピスト、補完医療施術師の資格を取得した。

 現在は、沖縄と神奈川県葉山でカウンセリングスタジオ「ミュージック&ドラマ」を運営する。

 2015年には、アルバム「愛を~LOVE IS ON~」を発表した。自身が1980年代に置き去りにしてきた明るさが戻ったような、元気な作品になった。

 「これが今の私の等身大のポップミュージック。ずっと自分に正直な歌を作っていきたいです」

  シンガー・ソングライター EPOさん(58)

 (文・染谷一、写真・安斎晃)

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