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髪の毛の量 若い頃の1割

 髪の毛が減ってしまい、悩んでいます。若い頃と比べ、毛量は1割くらいになってしまいました。女性ホルモンが関係していると聞きましたが、ホルモンを補充する方法はあるでしょうか。治療法について教えてください。(55歳女性)

女性型脱毛症 推奨塗り薬も

板見智 大分大学医学部客員教授(皮膚科学(大分県由布市)

 女性の脱毛は、以前は「女性の男性型脱毛症(AGA)」と呼ばれていました。男性型脱毛症は20歳代後半から30歳代にかけて発症します。一方、女性は多くは更年期で、発症時期の違いや、男性ホルモンとの関わりが明らかでない場合もあることなどから、2017年、日本皮膚科学会の診療ガイドライン(指針)が改訂されて、AGAとは別に、新たに「女性型脱毛症」と分類されました。

 男性ホルモンの活性化を抑制する内服薬は、女性には有効ではありません。指針では、髪の毛の成長を促す効果のある「ミノキシジル」という塗り薬が推奨されています。市販の育毛剤で、頭皮に直接塗ります。半年以上続けて使用することをお勧めします。

 近年はレーザーやLED(発光ダイオード)を照射する治療が注目されています。安全性が高く、効果も期待されていますが、国内では、まだ認可されていません。

 更年期から発症率が高まるので、女性ホルモンを補充する治療法も考えられます。しかし、信頼に足る研究の報告はありません。

 女性の場合、貧血や甲状腺疾患、 膠原こうげん 病などによって短期間で脱毛が進行するケースもあります。皮膚科の専門医に相談してみてください。

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