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医療・健康・介護のコラム

冬の外遊び どう楽しむ?

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 冬らしい気候になりました。この季節ならではの外遊びの楽しみ方を、堺市の冒険遊び場「ちょっとバン」を運営するNPO法人「Kid’sぽけっと」(大阪市)副理事長の川口裕之さんに聞きました。

落ち葉・木の実で外遊び NPO法人「Kid’sぽけっと」副理事長 川口裕之さん

 

子どもは〈遊びの天才〉自由にやらせて…「見て!」と呼びかけるとき注意必要

 年齢を問わず、手軽に楽しめるのは落ち葉を使った遊び。木の枝から落ちてくる葉っぱをキャッチするだけでも、子どもたちは喜ぶでしょう。クスノキの葉があれば、手のひらで握りつぶしてみてください。爽やかな香りがして、きっと驚くはずです。

 落ち葉は軽く、子どもだけでも集められます。たくさん集め、布団やプールなどに見立てて転がって遊ぶのも楽しいでしょう。

 落ちている木の実も即席のおもちゃになります。キリのようなとがったものでドングリのおしりの部分に穴を開け、中身をかき出せば、あっという間に笛の出来上がり。息を吹きかけると、心地よい音がします。

 最近の子は、外遊びの経験が少なく、「何したらいいの」と尋ねてくることがよくあります。でも、こんなふうに遊びの入り口を示してあげると、あとは自分で次々に楽しいことを思いつきます。子どもは〈遊びの天才〉。自由にやらせてみてください。

 寒い日は体が硬直しやすいので、外に出たらウォーミングアップを丁寧にしておくとケガ予防になります。遊んでいると暑くなるので、脱ぎ着しやすい服装がいいでしょう。

 子どもが「見て!」と大人に呼びかけるときは注意してください。何かにチャレンジしようとして声を掛けているので、目を離さないようにして応援しましょう。

 

  かわぐち・ひろゆき  自然体験活動の指導、企画などに長年携わる。日本冒険遊び場づくり協会地域運営委員、桃山学院教育大非常勤講師も務める。

 子育ての悩みや疑問を募集しています。郵便は、〒530・8551読売新聞大阪本社生活教育部「子育てQ&A」係へ。メール(seikatsu@yomiuri.com)でも受け付けます。ツイッターは https://twitter.com/o_yomi_life_edu

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