文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療大全

医療大全

【平成時代】患者が主役(6)満足度を改善に生かす

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
【平成時代】患者が主役(6)満足度を改善に生かす

インタビューに答える岩崎さん(11月、東京都千代田区のNPO法人卒後臨床研修評価機構で)

 「カイゼンを知っていますか」

 1990年、米シカゴへ病院評価の仕組みを視察に訪れた岩崎 さかい さん(85)は、こう聞かれて驚いた。カイゼンと言えば、トヨタ自動車など日本の製造業での取り組みを表す言葉だったからだ。

 「米国では病院を評価する第三者組織が50年代にできており、当時は日本発の『カイゼン』の理念も医療に取り入れられていた。日本の病院評価の取り組みは米国から大きく遅れていた」と振り返る。

 元・日本医大医療管理学主任教授(現・NPO法人卒後臨床研修評価機構専務理事)の岩崎さんらは90年に「病院医療の質に関する研究会」(質研)を設立。約60の会員病院が相互にチェックし合うなど、外部の目で病院を評価する仕組みづくりに取り組んだ。

 質研が母体となって日本医療機能評価機構が発足し、97年には初めての第三者機関による病院評価がスタートした。「病院が外部の目で採点されることに慣れておらず、当初はなかなか理解されなかった」と岩崎さん。評価基準も改定が重ねられ、現在では約3割の病院が機構の認定を受けている。

この記事は有料会員対象です。

記事の全部をご覧いただくには、読売IDを取得の上、ヨミドクターの有料(プラス)登録が必要です。有料登録をしていただくことで、この記事のほかヨミドクター全ての有料コンテンツをご利用いただけます。

有料登録は月額200円(税抜き)です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療大全の一覧を見る

最新記事