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医療部発

コラム

自宅から遠隔操作できるロボットカフェ 病気や障害で外出が難しくても自分の声で「いらっしゃいませ」

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カフェを訪れた人は、注文を取りに店内を動き回るロボットの姿に感激した=鈴木竜三撮影

 ロボットが接客する新しいタイプのカフェが11月26日から12月7日まで、都内で期間限定で営業した。身長120センチの白いロボットが3台、店内を動き回って注文を取り、お客さんの待つテーブルへコーヒーやオレンジジュースを運んだ。

 「いらっしゃいませ」「飲み物は何になさいますか?」「今日はどちらから?」。ロボットから聞こえてくるのは電子音ではない。本物の人の声だった。

ロボットを動かしたのはALSや頸髄損傷などの男女10人

 実はこのロボット、外出が困難な人たちが、自宅に居ながら遠隔操作していた。筋 萎縮(いしゅく) 性側索硬化症(ALS)や (けい)(ずい) 損傷で自力歩行が難しい人など、20~40歳代の男女10人が、全国から公募で選ばれた。

 「テクノロジーの力があれば、重い障害がある人が働ける場所を作れる」。ロボットを開発したオリィ研究所(東京)代表の吉藤健太朗さん(31)は胸を張る。

 カフェがオープンしたのは、東京・赤坂にある日本財団ビルの一角。接客するロボットの名前「OriHime(オリヒメ)-D」は、七夕にちなみ、「離れていても会えるように」という願いを込めて名付けられた。専用ソフトをインストールしたパソコンがあれば、遠くにいても操作は簡単だ。ロボットの額にあるカメラが撮影した映像を自分のパソコン画面で見ながら、マウスをクリックし、進行方向を決める。内蔵されたマイクで客に声をかけることもできる。

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医療部発12最終300-300

読売新聞東京本社編集局 医療部

1997年に、医療分野を専門に取材する部署としてスタート。2013年4月に部の名称が「医療情報部」から「医療部」に変りました。長期連載「医療ルネサンス」の反響などについて、医療部の記者が交替で執筆します。

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