ウェルネスとーく
医療・健康・介護のコラム
[女優・タレント 田中律子さん](上)12歳で芸能界に入り、部活の経験もなかった私 仕事で出会ったダイビングが人生を変えた
12歳でモデルデビュー以来、今年で芸能生活35年になる女優・タレントの田中律子さん。海が大好きで、現在の生活の拠点は沖縄。スキューバダイビングやヨガのインストラクターの資格も持ち、サンゴの再生や、多くの人の心身の健康作りに取り組むなど、多彩な活動の様子などを聞きました。(聞き手・藤田勝、撮影・武田裕介)
住民票も沖縄 月の半分近くは海辺の自宅でゆったり生活
――沖縄には、どのくらいの頻度で行きますか。
月の半分近くです。すでに住民票も向こうに移してしまったので、沖縄が中心で、東京には仕事のために出てくるという感じです。12月半ばでも沖縄は半袖で過ごせます。北風が吹いたらフリースを着るぐらいで大丈夫なので、過ごしやすいです。
――家は海の近くですか。
キッチンやリビングの窓からは、海しか見えません。本島の静かな集落の中で、波の音を聞きながら、ゆったりできます。よく友人が遊びに来るので、夕日を見ながらバーベキューをしたりします。太陽が海に沈む位置の変化や風向きで、季節を感じます。すぐ隣にホテルがあり、パラソルが並ぶビーチでバナナボートに乗ったりして遊ぶのにも便利な場所です。
――沖縄にいる時の楽しみは?
毎日、海に入ってサーフィンやサップ(スタンドアップパドルボードの略。水面に浮かぶボードの上に乗って、オールをこいで進む新しいウォータースポーツ)を楽しんだり、ヨガのイベントを開いたりしています。
ボランティアのダイバー集め、サンゴの再生に取り組む
――サンゴの再生・保護活動を行うNPO法人「アクアプラネット」理事長を務めていますが、沖縄の海はどんな状況ですか。
14歳でダイビングを始めましたが、当時とは全く変わってしまいました。サンゴが温暖化や乱開発による赤土の流出などで減っています。アクアプラネットでは毎年、全国から集まったボランティアのダイバーでサンゴを植えていますが、減る速さと追いかけっこですね。今は若い人がダイビングをやらないので、新しくやる人が増えるといいなあと思います。ダイビングは機材が必要で、1回潜るだけで1万円もかかってしまうので、敬遠されてしまうんです。
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