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シンガー・ソングライター EPOさん

一病息災

[シンガー・ソングライター EPOさん]母親からの虐待~急性ストレス障害(2)自分責め続け 大人に

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[シンガー・ソングライター EPOさん]母親からの虐待~急性ストレス障害(2)自分責め続け 大人に

 救急搬送された病院で意識が戻ったのは2日後。

 「急性ストレス障害は一過性のもの。今は心を休めなさい」との医師の言葉に従い、短い休養を取った。

 症状は回復し、仕事に復帰したが、心の傷は癒えない。娘が暴力を振るったという母親の虚言を妄信し、当初は自分を責めた父親への絶望感も残った。

 母親のうそ、被害妄想、言葉の暴力などの虐待は、子どもの頃から日常的だった。恐怖におびえて、気が休まる時がなかった。

 「母は精神疾患の境界性パーソナリティー障害でした。同性が大嫌い。女で生まれた私が脅威だったようでした」

 鏡を見て、身なりを直した瞬間に激しく殴られた。小学生までは、男子のように髪の毛を刈り上げられた。

 境界性パーソナリティー障害を持つ人は、感情や行動が不安定になりがちだが、誰もが攻撃的なわけではない。母親の場合、幻覚、幻聴、思い込みなどが高じて、娘への虐待という形で表れた。

 このような環境で育つと、「怒られるのは私が悪かったから」と常に自分を責める子どもが多い。「自分の存在を肯定できないまま、私は大人になったのです」

 一方、高校生で活動を始めた音楽では、周囲の人間関係に恵まれ、気がつくと人気歌手になっていた。

シンガー・ソングライター EPOさん(58)

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