わたしの医見
医療・健康・介護のコラム
「早期」が大切
愛知県大口町 無職 71
フリーアナウンサー小倉智昭さんのぼうこうがん治療の報道に、5年前のことを思い出した。血尿があり、かかりつけ医で診察を受けたが「異常なし」。1か月後、同じ症状で再度診察を受けたが、やはり問題なしだった。3度目の症状で、意を決して大病院へ。ぼうこうがんとわかり、即入院、手術をした。その際、医師から「早期発見、早期治療」を強く言われた。
少しでも異常があれば、大病院を受診すること。設備が整い、手術件数も多い。病気を甘く考えないことだ。
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大病院だからでしょうか
ただのかんじゃ
当事者が経験から語るのは仕方ありませんが。 大病院が無駄に混むように勧めているように読めます。 これは患者にとっても不利益です。 確かに早期発見...
当事者が経験から語るのは仕方ありませんが。
大病院が無駄に混むように勧めているように読めます。
これは患者にとっても不利益です。
確かに早期発見言うけど、かかった病院で診断できず後日判明すると
だから行ったのに、となりますが。
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シームレス医療の促進と大病院神話の変質
寺田次郎 フメイヨークリニック院長予定
血尿は大雑把に、結石などによる尿路の傷、炎症、癌が考えられますが、検査の種類によっては見落としもあり得ます。 大病院は施設が整ってマンパワーもあ...
血尿は大雑把に、結石などによる尿路の傷、炎症、癌が考えられますが、検査の種類によっては見落としもあり得ます。
大病院は施設が整ってマンパワーもある反面、医師やスタッフの質にばらつきが出やすい部分もありますし、救急のオーバーワークで疲弊していることもあります。
また、同じ医師が同じ患者を診るというのは、開業医や中小の病院にクリニックの利点でもあります。
きちんとした医師であれば、自分や同僚の守備範囲をきちんとわきまえて診療しますし(自分のところの検査でかからない可能性も念頭に入れる)、今後は電子カルテや医療画像などの医療情報共有や病診連携も地域や組織間で進みシームレス化すると思われ、大病院神話も違ったものに変わると思います。
A大学病院のA大学B分院とA大学Cクリニックが、紹介状にいちいち書ききれない詳細まで情報共有して診断治療してくだされば患者さんにはありがたいですよね。
もしも放射線科出身の僕が開業すれば、画像診断センターや大病院のCTやMRIを間借りして診療するでしょうし、場合によってはPET-MRやもっと高次な医療機器の専門の先生も間借りします。
治療の有無はともかく、早期に見つければ、考える時間も学ぶ時間も人生を整理する時間もあります。
救急医療逼迫による患者と医療者双方の不幸を減らすためにもワークフローから医療を知ってください。
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