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【平成時代】患者が主役(1)ネット仲間で悩み共有

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【平成時代】患者が主役(1)ネット仲間で悩み共有

ピアサポーターの研修会で講師を務め、参加者にマイクを向ける野田さん(11月13日、茨城県立中央病院で)

 「父は余命3か月。自宅で過ごすため退院しました」――。1999年12月18日の「医療ルネサンス」は、 膵臓すいぞう がんの父を看病する女性のメーリングリストへの投稿から始まる。

 投稿者はハンドルネーム「まゆりん」こと千葉県の野田真由美さん(60)だ。前年98年に自身の乳がんが見つかった後、父親が末期の膵臓がんと診断された。自分の治療と父親の看病に同時に向き合わなければならなかった。

 情報を求めてたどり着いたのが、がん患者や家族、医療関係者が電子メールで情報を交換するメーリングリスト。ボランティアの医師をはじめ、もらったメールは100通を超えた。

 「受けている治療はこれでいいのか。不安でいっぱいだった。ネットの仲間に救われた」と、野田さんは振り返る。

 90年代後半はパソコンやインターネットが急速に広まった時代だ。ともすれば孤立しやすい患者や家族が、ネットを通じて、互いに協力して情報を集めたり、悩みを共有したりすることが容易になった。

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