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医師の連続勤務制限へ…厚労省「インターバル」求める

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 長時間労働が常態化している医師の働き方改革の一環として、厚生労働省は5日、医師が連続して勤務できる時間を制限する方針を決めた。次の勤務まで一定の間隔(インターバル)を設けることも求める。医師の健康確保対策として2024年度から実施する。

 対策の柱は〈1〉日中から続けて当直に入る時は勤務時間を制限する〈2〉深夜帰宅、早朝出勤といった過重労働を防ぐために一定のインターバルを設ける〈3〉救急患者の対応などでつぶれた休みを取り直せる「代償休暇」を与える――の三つ。

 いずれも原則、医療機関に自主的な導入を促す「努力義務」との位置付けだ。救急患者の受け入れなどで地域医療の中核となる医療機関で働く医師や、短期間で診療経験を積む必要がある研修医など、特に長時間労働になりやすい場合は、対策の実施を義務付ける。

 詳細は海外の例などを参考に、来年3月までにまとめる。米国の場合、研修医の連続勤務は28時間以内、インターバルは8~10時間とされる。厚労省は、最低6時間の睡眠を確保できるように定める方針だ。

 国内では長時間労働是正のため、来年4月以降、残業の上限を最長で年720時間などとする規制が導入される。医師など一部の業種は、業務の特殊性と人手不足などを考慮し、規制が5年先送りされた。

 厚労省はこの日の有識者検討会で、医師の残業の上限を720時間超に緩和する代わりに、健康確保対策を導入する方針を示した。

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