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40代から備えよう「老後のお金」 楢戸ひかる

医療・健康・介護のコラム

[小さな暮らしの始め方](前編)節約は3000円以上のレシートチェックから 「クッション口座」を作って家計管理しよう!

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家計の支出をコストと「クッション口座」に分ける

 私は、生活費を二つに分けて考えるようにしています。コストと「クッション口座」(私が命名しました)です。クッション口座は、「特別支出」「プール金」などと呼んでもいいのですが、イメージとしては図のような働きをする口座です。

楢戸ひかる「お金のリビング」テキストより抜粋

 「クッション口座」が「貯金」の違うのは、「使うことを前提にためている」という点です。生活をしていると、突然の出費もあります。たとえば「虫歯の治療費がかかった」とか、年末であれば「子ども達の下着類をまとめて買った」などもあるでしょう。生活をするということは、いわば「出費のオンパレード」。いちいち「あーあ、お金が出て行っちゃった」と、落ち込んでいては心が持ちません。

 そこで、こういった経済的な打撃!?を吸収してくれる「クッション口座」を作っておくことで、主婦は心穏やかに暮らすことができるようになるのです。取材を通じて出会った「お金をためる人」の多くは、呼び名こそ違え、クッション口座のようなものを持っていました。

「クッション口座」の上手な使い方

 節約のコツを聞かれたとき、私は「まず、クッション口座を意識することから始めましょう」とアドバイスしています。

 1週間で食費を3000円節約するのは、なかなか大変です。水・光熱費を月額3000円節約しようと思ったら、毎日の努力が必要です。生活上のコストは、どうしたって一定額はかかるものです。一方、同じ3000円の節約を、「服や雑貨の衝動買いはしない」「気の乗らない会食には行かない」という部分でトライしてみると、はるかに楽なはず。「ちょっと踏みとどまる心」があれば可能です。その買い物でクッション口座の残高が減ってしまうことをイメージすれば、なおさらでしょう。

精神論では苦しい 大切なのは「続けられること」

 節約となると、「お金は使わない!」と、精神論でがんばりがちですよね。でも、これをやってしまうと、アッという間に苦しくなりませんでしたか? 

 それよりも、「ここは、がんばる!」とターゲットを設けたほうが楽に節約できます。一番大切なのは「続けられること」。がんばりどころを決めると、他は手を抜いても大丈夫! 肩の力を抜いて、節約生活を送れると思いますよ。

 ターゲットを絞るために、クッション口座は使えます。次回は、クッション口座を作った後の節約生活についてお伝えします。(楢戸ひかる マネーライター)(つづく)

イラスト:西島秀慎

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楢戸ひかる(ならと・ひかる)

マネーライター
 1969年生まれ。大手商社に勤務後、90年代よりマネー記事を執筆。「誰もが安心してお金のことを学ぶ場」である「お金のリビング」を主宰。その入り口として、「ザックリ家計簿」ワークショップをオンラインにて開講中。詳しくはホームページ「主婦er」で。
 お金の記事だけでなく、「家族」や「暮らし」についてもコンテンツ更新中。

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