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長期入院の子、aiboで癒やし…「ふれ合い効果」実証研究

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 長期入院中の子どもたちが犬型ロボット「aibo(アイボ)」とふれ合うことで、どれだけ心が癒やされるかを科学的に確かめる研究を、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)が始めた。

 「痛いことばかり。友達と遊べない」「これ以上何を頑張ればいいの」――。長期入院で不安やストレスを感じる子どもが増えるため、同センターは、遊びなどを通じた心理面での支援に力を注いでいる。今回はアイボを生産するソニーに研究協力を依頼した。

 今月スタートした研究では、日頃のふれ合いを通じて、ストレスの減少効果や幸福感などが得られるかどうかを、子どもの唾液や血液、尿の成分を解析して調べる。アイボにはカメラやマイクが備わっており、子どもの表情や声などのデータも分析する。

 5年前から入退院を繰り返している女子児童(10)は「ちゃんと言うことを聞いてくれてかわいい」と、アイボをなでながら笑顔を見せた。

 研究は2021年3月まで行われる。責任者で同センター児童・思春期リエゾン診療科の田中恭子診療部長は「動物との交流が患者の生活の質の改善に役立つことが分かってきた。アイボによって、長期療養の子どもたちのストレス軽減や情緒の安定につながるかを確かめたい」としている。

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