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「過労死ライン」超の医師、2割の病院で…厚労省が調査、「白書」で指摘

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 時間外労働が月80時間を超える医師のいる病院が、全体の20・4%に達することが、2018年版の国の「過労死等防止対策白書」で分かった。月100時間超も12・3%に上った。月80時間超は「過労死ライン」とされ、医師の厳しい勤務実態が浮き彫りとなった。

 厚生労働省は17年12月~18年1月、病院での時間外労働などについて、全国4000病院と、所属する医師、看護職員それぞれ約2万人にアンケート調査を実施。1078病院と、医師、看護職員計9389人から回答を得た。

 医師に時間外労働が生じる理由(複数回答)を聞いたところ、最多は「診断書やカルテなどの書類作成」(57・1%)で「救急や入院患者の緊急対応」(57・0%)がほぼ同数。「患者(家族)への説明対応」(51・8%)も多かった。

 過重労働を防ぐのに必要な取り組み(複数回答)では「医師を増員」(57・6%)がトップ。「当直・夜勤明けの休みを確保」(52・0%)、医師の事務作業を補助する「医療クラークを増員」(49・0%)など、人手の確保や業務分担を求める回答が上位に来た。

 厚労省過労死等防止対策推進室は「書類作成の負担を減らすなど対策を急ぐ必要がある」と話している。

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