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【子どもを守る】ICTの力(3)「分身」ロボットで授業参加

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 10月26日朝、横浜市の神奈川県立こども医療センター。病棟5階の一室に入院中の小学生数人と教師が集まり、ホームルームが始まった。机の上には身長約20センチ・メートルのロボット。子どもたちがロボットに「けん君、おはよう」とあいさつすると、ロボットもぺこっと頭を下げた。

 ロボットは、3階の高度治療室(HCU)にいる小学2年のけん君(8)がスマートフォンで遠隔操作していた。ロボット内蔵のカメラとマイクを通じ、スマホには友達や担任の松尾千絵教諭の姿が映り、声も聞こえる。まさにけん君の「分身」だ。

 けん君は3年半前から、胃腸の中にたんぱく質が漏れ出す重い病気「 蛋白たんぱく 漏出性胃腸症」などで入院している。院内に設置された県立横浜南養護学校に通うが、免疫機能が低下しやすく、体調を崩したり、感染症が流行したりすると、HCUを出られない。

 同校に分身ロボットがやってきたのは10月中旬。神奈川県教育委員会が、入院中の教育環境の充実を目指し、ロボット製造会社「オリィ研究所」(本社・東京)の「OriHime(オリヒメ)」を試験導入した。オリヒメは2010年の誕生以来、10回以上の改良が重ねられてきた。

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