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教えて!ヨミドック

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冬の安全な入浴法は?

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ぬるめの湯で10分以内

冬の安全な入浴法は?
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   寒くなると、熱いお風呂に入りたくなるね。

  ヨミドック  でも、気をつけてください。冬は入浴中に亡くなる人が多いのです。東京都監察医務院の調査では、2017年、入浴中に病気や事故で亡くなった人は、23区内だけで1479人いました。9割は65歳以上でした。例年、12月から2月に集中します。

   なぜ冬に多いの?

   入浴時の血圧の変動が大きくなるためです。冷えた脱衣所では血管が収縮し、血圧は上がります。反対に熱いお湯に入ると、血管が広がり、血圧は下がります。心臓や血管に負担がかかりやすく、心筋 梗塞こうそく や脳卒中の引き金になります。風呂から出る際に急に立ち上がり、気を失って溺れる事故も後を絶ちません。

   お風呂の温度は、どのぐらいが良いの?

   リラックス効果も高い38~40度のぬるめで、入浴時間は10分以内が目安です。42度を超えると、血管内で血の塊(血栓)をできにくくする成分の分泌が減り、血管がつまる危険性が高くなります。

   ほかに注意する点は?

   脱衣所と浴室の温度差を小さくすることが大事です。脱衣所にヒーターを置いて暖めたり、湯を張る時に浴槽のふたを開けたりして、調節してください。

   露天風呂では?

   周囲の気温とお湯の温度差が大きくなります。湯につかる前には、かけ湯をしてください。心臓から離れた手足の先からお湯をかけるのがコツです。

   お風呂に入らない方がいいタイミングは?

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   飲酒後は危険です。アルコールの影響で血圧がふだんより下がり、入浴時の血圧の変動が大きくなりがちです。利尿作用もあり、脱水気味になります。起床後すぐも、血圧がスムーズに調整されにくいので避けましょう。

   おじいちゃん、おばあちゃんと暮らす人は、気をつけてあげたいね。

   高齢の人は入浴時に家族に伝えると良いですね。家族は「いつもより長いな」と感じたら、「大丈夫?」とひと声かけましょう。

 (安藤奈々/取材協力=倉林均・埼玉医科大リハビリテーション医学主任教授、藤村寛子・東京ガス都市生活研究所主任研究員)

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

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