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医療ルネサンス

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【子どもを守る】ICTの力(2)医師に遠隔相談で安心

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 10月12日の夕方、鹿児島県錦江町の自宅で、 宿利原やどりはら 朋美さん(41)は、1歳11か月の長男一希ちゃんを抱き、スマートフォンのテレビ電話で、東京の小児科医、橋本直也さん(34)に相談を始めた。「薬を飲むのを嫌がるんですが……」

 錦江町は県南東部に位置する人口約7600人の町。小児科専門医がおらず、子どもに何かあると、親たちは隣の鹿屋市まで車で30~40分かけて出かける。

 そこで町は6月、橋本さんが社長の「 Kidsキッズ   Publicパブリック 」(本社・東京)と提携し、遠隔健康医療相談サービス「小児科オンライン」を導入した。町内の子育て世代は平日午後6~10時、自宅から遠隔地の小児科医に直接相談できる。ふるさと納税の寄付金を活用し、相談する人の個人負担はない。

 相談は「子どものうんちが硬い」「耳あかがべとべと」「虫さされの痕がひどい」など様々。インターネットの向こう側で、40人あまりの小児科医が交代で対応する。

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