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差額ベッドいくらかかる?

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1人部屋で平均1日約7800円

差額ベッドいくらかかる?

 保険がきかない入院費用の代表に差額ベッド代があります。患者側の自由な選択と同意が大原則ですが、料金の徴収をめぐるトラブルも少なくないようです。

 差額ベッドは、1人部屋から4人部屋まで四つのタイプがあります。広さやプライバシーが保たれているかなどの規定を満たした場合に、保険外の上乗せ料金を徴収できる制度です。病床数の原則5割までとされていますが、条件によってそれ以上認められている場合もあります。

 厚生労働省のまとめ(2016年7月1日現在)によると、差額ベッドは全国で約27万床あり、該当する医療機関の総病床数の2割を占めました。1人部屋が最も多く約18万床でした。

 1日あたりの平均額は6144円。1人部屋に限ると7797円で、最高額は37万8000円でした。

 医療に関する様々な電話相談に応じている認定NPO法人「ささえあい医療人権センターCOML(コムル)」理事長の山口育子さんによると、医療費に関する相談の約半数が差額ベッドをめぐるものだといいます。

 厚労省は、差額を取ってはならない場合として、患者の同意書がないことのほか、救急など治療上の必要や、院内感染を防ぐためなど「実質的に患者の選択によらない場合」を挙げています。

 通常の病室に空きがないという理由も、「実質的に患者の選択によらない場合」に挙げられています。十分な説明と患者の同意があれば、空きがないという理由でも差額を徴収できますが、「同意しないなら、ほかの病院を受診するよう言われた」ケースなどは、不適切とされています。

 山口さんは「患者側がきちんと十分な説明を受けた上で同意書を提出したかどうかが重要なポイントです。何か文書にサインを求められたら、何の文書かきちんと確認しましょう」とアドバイスしています。

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