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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

健康・ダイエット

肉団子のみそバタースープ

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肉団子のみそバタースープ

つなぎがポイント

 こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 今回は、ご飯をつなぎにした肉団子のスープのご紹介です。

 もともと小食なのに、「ごはんは小盛りにしてほしいの」という高齢の方の訴えを聞くことはありませんか? その理由は、「お米を残すのが申し訳ないので小盛りにしたい」「おかずでおなかがいっぱいになるからご飯はいらない」「あまり動いてないのにそんなにたくさん食べられない」……等々。

 ご飯だけが栄養のすべてではありませんが、介護する側としては、「できればご飯も食べてほしい」と思うのではないでしょうか。

 そこで無理に勧めるのではなく、視点を変えて、おかずに混ぜ込んでみてはいかがでしょうか。今回のレシピでは、1人分としては数口分のご飯ですが、その数口を食べさせること、食べることでお互いに嫌な思いをすることがないと考えれば貴重な数口であるとも考えられます。

 また、スープの中に () やマカロニ、ワンタンの皮などの穀類を入れることで、炭水化物の摂取アップにつながります。野菜はレシピ通りでなく、冷蔵庫にあるもので代用してかまいません。

 食事量が減ってきた方への食事の勧め方にはマニュアルがありません。まずは私たちの「ご飯とおかず」といった固定概念をリセットし、「食事のどこかにご飯に代わるものが入っていればOK」という気持ちで食事を勧めることも対応のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

[作り方]

(1) ハクサイは繊維を断ち切る切り方で短冊切り、ニンジンは5mm厚さのいちょう切りにする。ホウレンソウは軟らかくゆでて、1cm程度に切っておく。

(2) ご飯は厚手のポリ袋に入れ、粒がなくなるようにつぶす。

(3) ボウルに(A)の材料を入れてよくこね、(2)のご飯を入れてさらによく混ぜる。

(4) 鍋に水と 顆粒(かりゅう) 和風だしを入れて煮立て、(3)の肉だねをスプーンなどで丸く形作って落としいれる。あくを取りながら煮る。ホウレンソウ以外の野菜を加えて、軟らかくなるまで10分程度煮込む。水の量が少なくなったら適宜加える。

(5) (B)の調味料を加えて混ぜ合わせ、バターとホウレンソウをのせて完成。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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