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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

健康・ダイエット

しっとりカボチャボール

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しっとりカボチャボール

 こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 今回は、高齢の方と一緒に作って楽しめるレシピのご紹介です。

 高齢者のケアの基本の一つに「生活の中での役割の継続」ということがあります。

しかし、体が少し不自由になって、認知症を発症してしまうと、介護者は、できるだけ安全に生活してもらいたいとの思いから、つい調理作業などをさせないようにすることもあります。

 けれど、調理作業を日々行っていた方にとっては、生活の中で繰り返されていたなじみのある作業であり、可能な範囲で自分で料理を作ることは高齢者の生活の自立を保ち、介護予防にも有効なことです。

 訪問先の施設などでも「調理レク」というかたちで利用者の方が調理を行うことがありますが、調理は多くの工程、作業を伴うため、自然と役割が分担されます。その役割を担い、周りから認められることで自己評価をあげ、自信を回復することにつながります。

何より、調理は完成品が目に見える達成感があり、食べる楽しみがあります。実際、訪問先の施設などで利用者本人が調理を行うと、ふだんはあまりしゃべらない人が調理を仕切ったり、食事をあまり食べない方でも、いつもより多く食べるという光景を見ることがあります。

 このように調理をすることで会話や笑顔が生まれ、それが食欲増進にもつながるようです。

 今回のレシピを、お孫さんと一緒に作っても楽しい時間が過ごせそうですね。

[作り方]

(1) カボチャは種とワタを取り、皮の硬い部分を取りのぞいて一口大に切る。

(2) (1)のカボチャを電子レンジなどで軟らかくなるまで加熱して、フォークなどで粗くつぶす。温かいうちにマーガリンも入れる。バナナも皮をむき、同様に粗くつぶす。

(3) (2)とホットケーキミックスをボウルや厚手の袋に入れ、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。

(4) 3cmほどの大きさに丸めて軽くつぶし、上からグラニュー糖をまぶす。

(5) クッキングシートを敷いた天板に(4)の生地を並べて、180度のオーブンで10~15分焼いて出来上がり。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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