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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

健康・ダイエット

レトルト介護食を使って2品献立

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レトルト介護食を使って2品献立

 今回は、レトルトの介護食品1袋に、少しの食材を加えて2種類のおかずに変身するレシピのご紹介です。

 主食やおかずになるものなど、たくさんの種類が販売されているレトルト介護食ですが、栄養成分を見たことはありますか? 私が関わる高齢の方やその家族の中には、レトルト介護食1袋で栄養が整うと思っている方もいらっしゃいます。しかし、商品によっては50kcal程度の低エネルギーのものもあるため、きちんと食べているつもりが、実は栄養が摂取できていなかった、ということにもつながります。

 今回使用したレトルト介護食は約50kcal、たんぱく質は約3gのものです。これにおかゆを組み合わせても約150kcal程度にしかなりません。しかし、卵や油、牛乳を加えることでエネルギーは約280kcal、たんぱく質が約13gにアップします。再調理の際にも、具材が軟らかく加工されているため、あまり時間がかかりません。

 また、市販の介護食には食べる機能に応じた4段階の硬さの区分があり、食べる機能に応じたものを選ばないと、食べにくさにつながることもあります。購入する際には、お口や栄養の専門家に相談し、きちんと表示を見て選ぶことが必要ですね。

[作り方]

〈スクランブルエッグ作り〉

(1) レトルト介護食は温めずに器に開け、肉団子を取り出し、1/4にカットする。

(2) ボウルに卵を割り、ほぐし用水大さじ1(分量外)、塩、コショウを加えて混ぜ、(1)の肉団子を入れてさらに混ぜる。

(3) フライパンに油を温め、(2)の卵液を流し入れて、大きくへらでかき混ぜる。ある程度火が通ったら火を止め器に盛る。ケチャップをかけてできあがり。

〈ミルクスープ作り〉

(4) 小鍋に水とコンソメを入れて、沸騰したら凍ったままの冷凍ポテトを加えて2~3分煮る。ポテトが軟らかくなったら残りのレトルト介護食と、牛乳を加えて温め、塩で味を調える。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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