医療ルネサンス
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医療ルネサンス
COPDとつきあう(2)チームで悪化に備える
「調子どう?」
訪ねて来た理学療法士の宇佐美
「あんまり良くないよ」
川崎市の集合住宅で独り暮らしをする田島さんを、週2回訪ねる宇佐美さん。「最近、天気が悪いからね」と軽く言葉を交わしながら血圧や脈拍を測り、肩や首、腰のこわばった筋肉をほぐし始めた。
田島さんは日ごろ、専用のDVDを見ながら体操して呼吸リハビリに励むが、体はすぐ硬くなってしまう。自分だけではどうにもならない筋肉の緊張を解き、肺の動きを助けるのが宇佐美さんの役割だ。
「ほぐしてもらうと息苦しさがだいぶ楽になるよ」。田島さんが目を細めると、宇佐美さんも「自分できちんと取り組んでいるから、状態はいいですよ」と応じた。
もともと体力には自信があり、禁煙を勧められても「やめたら人生終わりだよ」と取り合わなかった田島さん。しかし10年ほど前に心筋
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