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食のサポート(2)糖尿病でも楽しめる弁当

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食のサポート(2)糖尿病でも楽しめる弁当

糖尿病の患者向けの弁当の盛りつけをする酒井さん(富山市で)

 「糖尿病なんかに負けない。おいしく、楽しく、前を向く」

 富山市の弁当店「医療・健康宅食のデリサンテ」のモットーだ。糖尿病の患者ら向けにカロリーを抑えた弁当を提供する。元会社員の酒井仁史さん(54)が、今年3月に開店した。

 きっかけは昨春、自身が糖尿病と診断されたこと。血糖値が240ミリ・グラム/デシ・リットル、血糖管理の指標となるヘモグロビンA1c(HbA1c)は11%と、糖尿病と診断される基準を大きく上回っていた。

 「それまで糖尿病の恐れを指摘されたことはなかった。ショックだった」

 落ち込んだ酒井さんに追い打ちをかけたのが、2週間の入院中に出た食事。小さなおわんに盛られたご飯と、薄味で色味のないおかずばかりだった。

 糖尿病の治療では、血糖を管理するため、食事のカロリー制限を行うことが多い。頭では分かっていても、「ずっとこれしか食べられないのか……」と気がめいった。

 「自分も食べたいと思えるご飯を同じ病気の人に提供したい」。そんな思いが次第に募り、勤務先の宅配弁当の会社を思い切って退職。会社員時代の経験を生かして、宅配専門の弁当店を始めた。現在は昼夕の2食を地域の約70世帯に提供する。

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