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医療ルネサンス

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食のサポート(1)がん経験者 料理で交流

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食のサポート(1)がん経験者 料理で交流

国立がん研究センター東病院が開く料理教室で、実演する講師らの説明を熱心に聞くA子さん(手前右端)=千葉県柏市の「ららぽーと柏の葉」で

 かつおのハンバーグ、あさりの豆乳スープ、マシュマロを使った雷おこし――。9月12日、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)が、駅近くの商業施設で開いた「柏の葉料理教室」。デザートまで5品のランチが並んだ。約15人の参加者は「今日もおいしそう」と喜び、料理と会話を楽しんだ。

 がん治療を受けた患者と家族を対象に毎月開く教室は先月、10周年を迎えた。胃がん経験者で埼玉県八潮市のA子さん(72)は、「参加者はがんという共通の病気を経験している。互いに本音や悩みを気兼ねなく語れる」と話す。

 A子さんが教室に通い始めたのは昨年10月。その2か月前、胃がんで胃の3分の2を切除した。

 胃を切除すると、食べ物が小腸に流れ込むのが速くなり、腹痛、下痢、 嘔吐おうと動悸どうき などが出やすくなる。「ダンピング症候群」と呼ばれる。

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