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松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

ピーマンの肉詰めおでん種

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ピーマンの肉づめおでん種

 小学校栄養士の松丸奨です。今日は、ピーマンを使った変わり種おでんレシピ「ピーマンの肉詰めおでん種」のご紹介です。あすから師走。そんな冬の時期に食べたいものと言えば、「鍋! 辛いもの! 肉まん! おでん!」 ではないでしょうか。

 なかでもおでんは、練り製品のうま味が染み出て、様々な食材をおいしく味わえる、冬の定番料理ですね。今ではおでんセットが販売されており、ただ加熱するだけで完成するお手軽なものがあります。そこに、オリジナルの具を一品入れて、さらにおいしく味わいます。

 ピーマンのヘタを取り、次に実の形を崩さないまま種を取ります。すると、ぽっかりと空いた穴に何か詰めたくなります。今回は、合いびき肉にしました。ピーマンとの相性が良いのです。

 ピーマンに含まれるピラジンは、ピーマンの香りとなる成分です。血液の循環に作用して健康管理に役立ちます。ビタミンAやCの含有量が多いので、たんぱく質と組み合わせると、吸収率がアップし、体の組織作りに役立ちます。おでんの汁に入れて煮ることで、苦手野菜の克服にもぴったり。おでんを食べ進めると、ピーマンの味がよい箸休めになり、舌に新鮮な味を届けてくれて、他の具もさらにおいしくいただけるんです。

 一番好きなおでんの具は?という問いは場が盛り上がる質問です。ちなみに、私は「ちくわぶ」です。あのもちもちとした食感は最高ですね。今日はピーマンの肉詰めおでん種と、ちくわぶで、おいしいおでんを楽しみましょう。

[作り方]

(1) ピーマンはヘタを落として、中身の種をとる。中に片栗粉をまぶしておく。

(2) 合いびき肉、ショウガ、ニンニク、パン粉、白ゴマ、塩をよく混ぜ合わせ、(1)のピーマンの中に詰めていく。隙間ができないように丁寧に押し込んでいく。

(3) お好みのおでんの具と一緒に煮ていき、火が通れば完成。

 (レシピ作成 栄養士 松丸奨)

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matsumaru-susumu_prof

松丸奨(まつまる すすむ)

 管理栄養士 栄養教諭 フードコーディネーター

 1983年千葉県生まれ。専門学校卒業後、栄養士として千葉県内の市立病院に勤務。2009年より小学校で勤務。給食の献立作成や調理指導、食育の授業などを行っている。2013年には、実際に提供されている給食のおいしさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募総数2266校)で優勝。ドラマでの給食の監修・調理指導など担当。テレビなどのメディア出演も多数。塩分が控えめで、だしや味付け、彩りにこだわったレシピ作りに励んでいる。著書に、「日本一の給食メシ 栄養満点3ステップ簡単レシピ100」(光文社)「ママと子の「ごはんの悩み」がなくなる本」(サンマーク出版)「日本一の給食レシピ 子どもがすくすく育つ」(講談社)

Instagram:https://www.instagram.com/matsumaru.susumu/
ブログ:小学校栄養士 松丸 奨のブログ

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