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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

健康・ダイエット

エネルギーアップの刺し身盛り合わせ

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エネルギーアップの刺し身盛り合わせ

 こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 高齢者の方やその家族とお話をしていると、「小食だけど、何とかエネルギーアップができないか」「食べる量が減ってきたので少しの食事量で栄養が取れるようにしたい」という相談をされることが多くあります。食が細くなってきた時、介護する側としては心配で、量を増やしてしまうことがありますが、人によっては、たくさん出されることを負担に感じる場合もあります。

 そんな時には、素材そのもののエネルギーが高いものを料理に取り入れることで、栄養価を無理なくアップすることができます。

 少量でエネルギーが取れる食材の一例として、卵、チーズ、アボカド、ハチミツ、ゴマ油などがあります。今回は卵とアボカドを使って、いつものお刺し身の盛り合わせをエネルギーアップした一例をご紹介します。

 刺し身はそのままでも介護食になる食材です。特に、脂ののったマグロやサーモン、軟らかいホタテなどはそのままでも介護食にできる素材です。

 かむ力がある方には、食べやすい大きさに切るだけでよく、少しかむ力が落ちた方には、包丁で少したたくと適度なとろみとまとまりが出るため、のみ込みやすくなります(刺し身の中でも、貝類、イカ、タコなどの弾力のあるもの、歯ごたえのある白身などは食べにくいため、介護食には向きません)。

 刺し身のつけしょうゆに卵の黄身だけを溶き入れて「黄身しょうゆ」に、また、付け合わせにアボカドを添えることで彩りが増し、視覚的な食欲増進効果も期待できます。今回は、しゃきしゃき感のあるダイコンのつまの代わりに、すりおろしたダイコンを使用しています。

 刺し身も卵も生で食べる場合には、鮮度が重要です。

 新鮮なものを使用し、食中毒に配慮して食べることを忘れずに。

[作り方]

(1) アボカドは、よく熟したものを使用し、スライスする。ダイコンは皮をむいてすりおろし、水気を切る。

(2) ダイコンおろしとアボカド、刺し身を彩りよく盛り合わせる。

(3) 黄身しょうゆを小皿に入れ、食べる直前にかき混ぜる

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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