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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

健康・ダイエット

食べやすいコンニャクの田楽

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食べやすいコンニャクの田楽

 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 立冬を迎え、いよいよ寒さも本番になる時期です。

 今回は、「軟らかく加工されたコンニャク」を使った、この時期にぴったりのレシピのご紹介です。

 おいしくて安全な食事作りには、食材の特徴をよく知ることが大切です。

 飲み込みにくい食材の食感として、「ぱさぱさ」(パサつきやすい)、「ぼろぼろ」(ばらけやすい)、「ぺらぺら」「べたべた」(はりつきやすい)といったものが挙げられます。このような食材の中でも、食べやすくするためにつなぎを入れたり、ゼリー寄せにしたりするなど、調理の工夫で補えるものもあれば、なかなか難しいものもあります。

 例えば「コンニャク」「キノコ類」「かまぼこなどの練り製品」。これらは、健康な私たちが食べる場合でも、たくさんかまなければならず、かんでも一つのまとまりにはなりにくいものです。

 その際に活用できるのが「介護用に加工された製品」です。レトルトの介護食とは違い、素材に近く、煮る、いためるなどの調理ができるので、「家庭のオリジナルの味付け」が可能です。

 コンニャクやキノコは特にカロリーも期待できず、エネルギーを必要とする高齢者は特に食べなくてもいいのではないかと思う方もいるかもしれません。しかし、「食べられないと思っていたものがおいしく食べられる喜び」は、何よりの心の栄養になるのではないでしょうか。

[作り方]

(1) ダイコンは皮を厚めにむき、食べやすい大きさに切る。軟らかく加工されたコンニャク、はんぺんも同様に切る。

(2) ダイコンは一つまみの生米(分量外)と、たっぷりの水で軟らかくなるまで40~60分ゆでる(圧力鍋を使う時は、20分程度)。ゆであがったら、表面のぬめりを取るようにさっと水洗いして、水気を切る。

(3) コンニャクは沸騰したお湯で3分程度ゆで、水気を切る。

(4) 鍋に、おでんだし汁、はんぺんと、(2)のダイコンと(3)のコンニャクを入れ、煮立ったら弱火で5~6分煮て、汁に漬けたまま冷ます。

(5) 〈田楽みそ作り〉小鍋に調味料を混ぜ合わせて弱火にかけ、木べらなどでかき混ぜながら、とろりとするまで煮詰める。

(6) (4)のダイコン、コンニャク、はんぺんに田楽みそをかけてできあがり。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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