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良い医療を受けるための必要な手間と学び

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

現代医学は専門医制度やガイドラインの整備、その基礎になるエビデンスや画像診断の尊重が進んでいます。
しかし一般の患者さんの大多数には医学的な説明よりも心理的な発言や宗教的な発言の方が実行させるには有利なことがあります。
理解への手間や勉強という行為そのものを嫌がる人も多いですからね。
そういう意味では担当医の気持ちはわかりますが、明らかに間違いですね。

50歳を超えた患者さんであれば脳卒中や心筋梗塞のリスクの画像スクリーニングは悪くないですし、続発性高血圧が有名ですが、ある症状が繰り返せばその根本原因を探るのは一般的です。
そういう意味でこの医師の狙いや行為自体は間違いではありません。

付記ですが、診断から治療までは時間も手間もかかりますし大きな機械や手術室は予約も絡みますので、救急疾患で倒れて救急車に載る前に節目の年齢でのスクリーニング受診が望ましいです。
他の仕事でも時間とか場所の制約が付くほど仕事の難易度や出来上がりの精度や成績は変わるでしょう。
それと一緒です。

コンビニ受診という言葉もできましたが、コンビニに陳列するのは出来上がりの商品ですが、医療は本当は双方向性のものです。
コンビニ医療では雑な医療でコストを回収しないと元が取れないので自ずと検査が少なく簡単な投薬の均一な医療になる確率が上がります。
駅前で待ち時間が少なく愛想が良い医療機関が流行るのも現実ですが、探す手間を惜しまないことで良い医療を受けられる確率が上がります。

一日一回の広域抗菌薬が便利で流行し不適切投薬に繋がるのも根は一緒です。
気分と願望で動く人間の性だけでなく長い間ブラックボックスが大きかった医療の問題も大きいですが、ワークフローも含めた診断治療の啓発活動が大事になります。

高度な技術には手間も暇も必要ですが、他の技術が一般人の理解と動線に合わせた仕様になっている影響でしょうか?

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