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てんかん治療 新事情(2)高齢発症には少量処方

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てんかん治療 新事情(2)高齢発症には少量処方

旅先で撮影した写真を家族と眺め思い出を語るB子さん(中央)

 てんかんは子どもの病気と思われがちだが、50歳以降になってからの発症が多い。70歳代での発症率が最も高いとする海外のデータもある。そうした患者に対する治療も進歩してきた。

 静岡県島田市の主婦B子さん(61)は6年前、てんかんを発症した。

 最初はおせちの器をしまった場所が分からなくなる程度だった。やがて普段使う料理道具も探すように。買い物に行くと、どの店で何が安いかを把握していたはずなのに、値頃感の見当がつかない。

 近所の物忘れ外来を受診しても、異常は見つからなかった。婦人科ではうつ病と診断され、心療内科では認知症を疑われた。最初の受診から1年以上たち、国立精神・神経医療研究センター病院(東京都小平市)で初めて、てんかんが原因だと突き止められた。

 同病院でB子さんを担当した渡辺雅子さん(現・新宿神経クリニック院長)によると、B子さんの脳の記憶や感情をつかさどっている部分「 扁桃体へんとうたい 」に腫れが見つかった。高齢でてんかんを発症する患者に特有の症状で、この病気に特徴的な脳波も確認された。

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