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てんかん治療 新事情(1)海馬切り込み手術成功

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てんかん治療 新事情(1)海馬切り込み手術成功

ハンドルを握り、「趣味のドライブを楽しんでいます」と喜ぶA子さん

 栃木県在住の公務員A子さん(29)は2016年8月、てんかん発作を起こす原因となっていた脳の記憶をつかさどる部分「海馬」を手術した。発作がピタリと止まった。「いつ起こるか分からない発作の恐怖から解放されました。堂々と運転もできます」と喜ぶ。

 発作を起こす部分に切り込みを入れる新しい手術法によるものだ。

 てんかん発作は、脳の神経細胞に過剰な電流が流れることで起きる。患者は約100万人いるとされ、約7割は抗てんかん薬の服用で抑えられる。薬を替えたり、複数の薬を使ったりしても抑えられない3割は「難治(薬剤抵抗性)てんかん」と呼ばれ、A子さんもその一人だった。

 最初の発作は小学5年生の夏休み。自宅でみその容器をぼーっとしたままいじり続けるA子さんに、母親が気づいた。近くの病院で診てもらったところ、脳の左側奥にある海馬の一部が縮んで硬くなっており、ここが過電流を発する「側頭葉てんかん」と診断された。

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