保活のイロハ(3)育児分担、夫婦で話し合い…「出来ること」「してほしいこと」確認

預け先選ぶ時期に

預け先を選ぶ時期から、子どもの送り迎えの分担について話し合っておきたい(東京都内で)

 子どもが保育施設や幼稚園を利用しながら、親が共働きする場合、家庭と仕事をうまく両立させるには夫婦の協力が不可欠だ。専門家は、夫婦で育児や家事をどう分担するかなどを、預け先を選ぶ時期から話し合うよう勧める。

 育児休業から復職した後の生活は大変だという人が多い。例えば、保育園などへの子どもの送り迎えのため、朝早く家を出たり、定時に退社したりしなければならない。

 育休後コンサルタントの山口理栄さんは「復職前に、何が大変か夫婦で確認し、何が必要かを話し合っておくといいですよ」と助言する。

 話し合いのための材料をそろえよう。まず、夫婦でどう分担するか、以下の4項目について、互いの考えをなるべく具体的に紙に書き出す。〈1〉復職後1~2年の働き方をどう変えるか〈2〉保育施設や幼稚園への送り迎えはどうするか〈3〉子どもが病気の時、保育施設などからの呼び出しにどう対応し、看病のための休暇はどうするか〈4〉キャリアをどう築きたいか――だ。相手にしてほしいことや、自分で努力しようと思っていることも書き出す。

 〈1〉の働き方であれば、短時間勤務をする、定時退社をする、時差出勤や残業を減らす工夫をする――など。〈2〉の子どもの送り迎えでは、例えば、夫が送りを担当し、妻が早く始業するといった手もある。〈3〉の子どもが病気になった場合も、夫婦ともに半休を取って交代で看護することができるかもしれない。

 山口さんは「限られた時間でどう効率的に働き、育児の時間を作るかを考える機会になる。書いた紙を見せ合い、相手の努力しようとする気持ちを知ると、頑張ろうと思える良さもある」と語る。

スケジュール表作成

 次に、夫婦で書き出した内容を基に、1日のタイムスケジュール表を作ってみよう。横に時間軸、縦に「夫」「子ども」「妻」の欄を設ける。勤務時間や通勤時間、保育時間、朝夕食や入浴、家事の時間などを記入する。

 1日の流れがイメージしやすく、育児や家事に割く時間も分かりやすい。子どもの送り迎えの担当が日によって異なる場合や、子どもが病気の時などを想定し、表は複数作るといい。

周りの協力も考える

 表を見て、育児と仕事の両立がうまくいかないとみられる場合は、夫婦の育児や家事の負担割合を見直す。

 夫婦だけではうまくいかなければ、祖父母の協力が得られるのか、ベビーシッターや病児保育を利用するか、家事代行サービスを活用するかなどを検討する。祖父母の支援を希望する場合、サポートしてほしい内容を具体的に伝え、事前に相談する。

 勤務時間が柔軟なフレックスタイム制度や、会社以外の場所で働く「テレワーク」を導入する企業は増えている。半日や1時間単位で有給休暇を取得できるケースもある。今の時期から情報収集しておこう。

 山口さんは「育児のために仕事のキャリアを諦める必要はない。職場の制度を活用したり、短時間でも成果を出す働き方をしたりしながら、夫婦ともに自分らしく働き、子育てを楽しむ生活を送ってほしい」と話している。

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