文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医のねだん

ニュース・解説

CT検査の診療報酬

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

専門医の診断・報告で加算

CT検査の診療報酬

 大学病院などで画像診断の見落としが明らかになりました。主治医と画像診断を行う医師との連携の不備などが背景にあるとされます。CT(コンピューター断層撮影法)検査を行った場合にかかる医療費から、連携の仕組みを見てみましょう。

 CT検査の診療報酬は、撮影料、診断料、画像診断管理加算のほか、様々な加算があります。

 撮影料は機器の性能などで5600円から1万200円まで幅があります。診断料は月1回4500円です。撮影画像は主治医も直接みることができますが、これとは別に、画像診断を専門に行う放射線科の医師が診断を行った場合にかかるのが画像診断管理加算です。診断結果を文書にまとめて主治医に報告すると加算されます。

 常勤医がいることなどのほか、検査の8割以上が撮影の翌診療日までに報告されているか、特定機能病院で夜間や休日の診断体制が整備されているかなどで、月1回700円、1800円、3000円の3段階で評価されます。

 慈恵医大教授(放射線医学講座)の尾尻博也さんによると、画像診断の専門医がみることで〈1〉主治医と異なる視点からの情報を提供し、診断の精度が高まる〈2〉主治医の専門外の部位の異常にも目を配ることができる――などの利点があります。

 専門医による診断も、主治医が診療に生かさなければ意味がありません。見落としが問題になった同大病院は今春から、診断報告書の要約を主治医が患者に渡し、患者自身もチェックできるようにしました。

 日本は先進国の中で人口当たりのCTの数がずば抜けて多い一方、放射線科医の数は少なく、診断する医師の負担が大きいと言われます。報告書内容の見落としを防ぐには、不要な検査をなくし情報を整理することも重要です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

inonedan

医のねだんの一覧を見る

最新記事