わたしの医見
医療・健康・介護のコラム
医師の親身な対応
神奈川県平塚市 中学教員 55
利き手の親指付け根の痛みが半年以上続き、整形外科へ。関節症で骨がずれていると診断された。医師は「治らないよ」「どうしようもない。痛み止めいる?」とにべもない。2回通院して評判のよい別の整形外科に行った。
診察を受けて、3時間待ちの理由がわかった。長年の手作業が影響したこと、骨のずれは戻らないがうまくつきあっていけること、最初の病院で渡された、指を固定するサポーターの装着の工夫まで教わった。医師の対応次第で明るくなれると痛感した。
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なかなか難しいですよね。 評価と心理の問題。 同じ100点満点の数学テストの70点でもテストの難易度や個人や集団の意識や認識によって相対的評価も...
なかなか難しいですよね。
評価と心理の問題。
同じ100点満点の数学テストの70点でもテストの難易度や個人や集団の意識や認識によって相対的評価も変わります。
一方で絶対的な評価も大事です。
そして評価者と参加者には相性の問題もあります。
昨今にぎわす指導の問題も気合根性が好きな世代からすれば当たり前の場合もあります。
厳しい評価も優しい評価も一定のニーズがあります。
一方で何かできる可能性を探るという意味では本文の二人の医師には大きな違いがあります。
大掛かりな治療や特効薬の有無だけが診療ではないのですが医師も患者もしばしば忘れがちな事です。
一方で甘い言葉や厳しい言葉だけになって事実から乖離するととそれはそれで問題があります。
なぜインフォームドコンセントとかがんの告知とかが問題提起されたかも根本は一緒で。
「人の命を救い健康にする」という一般受けしそうな聖人像は医師や医療者の仕事の一部に過ぎず、死亡診断書を書くことも言いにくいことを言うことも仕事だということです。
そして、死や病を敵としてではなく一つの基準として見たときに見える景色もあります。
「治らないけれども付き合う方法がある」という後者の医師は人生の伴走者を体現しています。
僕もこれをヒントに新たな芸風を磨きたいと思います。
こういうサイトを若い医師が無料で見られるということは潜在的な競争を強いられるということです。
皆医療ドラマ見て若いイケメンや美女の医療者ばかりだとか思われてたら出会った瞬間に減点されてしまいますからね。
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