伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
健康・ダイエット・エクササイズ
彩り豊かにカボチャ団子のシチュー
こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
私たちが食べ物を見た時に、「食べたい!」と感じる一番の要素は「視覚が8割以上」とも言われています。そこに、さらに匂いや音が加わることで、以前の食の記憶と結びつき、より「食べたい」という気持ちが高まります。
例えば、白いお
今回のレシピでは、ひき肉にカボチャを加えることで、いつもの肉団子が色鮮やかに変身します。
この時に使うのは、市販のお総菜のカボチャや、たくさん作って食べきれなかったカボチャの煮物でも構いません。
ポイントはひき肉の粒をなくすようによくこねること、カボチャを滑らかにすることです。フードプロセッサーに入れて混ぜると簡単に滑らかになります。
肉団子はたくさん作って冷凍しておけば、みそ汁や煮物などにすぐ利用することができます。冷凍してから2週間を目安に使い切りましょう。
食欲が落ちてしまいがちな高齢者の方にとって、見た目はとても重要な要素です。
食材だけではなく、食材が映える食器を使用することも効果的です。
いつもの食事に少し彩りを加えてみてはいかがでしょうか。
[作り方]
(1) カボチャは皮とワタの部分を除き、ひと口大に切って、電子レンジや鍋で加熱して、軟らかくする(竹串がすっと入るくらいの軟らかさに)。
(2) フードプロセッサーに(1)のカボチャ、鶏ひき肉、片栗粉と塩を入れて滑らかにする。
(3) カブは皮を厚めにむき、食べやすい大きさに切る。ニンジンも同様に皮をむいて食べやすい大きさに切り、やや多めの水で軟らかくなるまで煮る。
(4) (3)のなべに、(2)のタネをスプーンなどで丸めて落とし入れて、火が通るまで煮る。水の量が多いようなら、ひたひたになる程度まで減らす。1度火を止め、シチューのルーを溶かし入れ、とろみがつくまで加熱する。
(5) さらに牛乳を加え、味を調え、加熱する。器に盛り、粉パセリをふって出来上がり。
※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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