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血液検査 高い「好酸球」値

 血液検査で「好酸球」の値が高いと言われました。インターネットで調べてみたのですが、よくわかりません。再検査の結果を待っているのですが、不安でいっぱいです。好酸球が増える病気には、どんなものがあるでしょうか。(56歳女性)

通常の3倍以上は専門医へ

田部陽子 順天堂大学病院臨床検査医学科特任教授(東京都文京区)

 好酸球は、白血球の一種です。炎症を起こしている場所に集まり、特殊な粒( 顆粒かりゅう )を放出して、寄生虫や細菌、真菌(カビ)などを攻撃します。

 好酸球の働きが過剰だと、臓器が傷ついてしまったり、アレルギー反応を起こしたりして、治療が必要なケースもあります。

 健康な人だと、白血球の中で好酸球が占める割合は5%程度。1マイクロ・リットル(1リットルの100万分の1)当たり500個未満です。少し多いくらいであれば、あまり気にしなくても大丈夫です。

 ただ通常の3倍以上に増えた場合は、血液内科の専門医を受診することを勧めます。「好酸球増多症」といいます。

 体のどの場所で好酸球が増えているかで、症状は異なります。全身症状では、疲労感や発熱、筋肉痛などがあります。

 原因となる代表的な病気は、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患や、寄生虫感染です。胃腸炎や悪性腫瘍でも、好酸球が増えることがあります。

 明らかな原因がないのに、好酸球が極端に多い状態が半年以上続いた場合は、「特発性好酸球増多症候群」と思われます。

 まれな病気ですが、心臓、肺、肝臓など様々な臓器に障害が起きる可能性があり、免疫抑制剤などによる治療が必要になります。

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