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高齢者の転倒(3)糖尿病で足の感覚鈍く

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高齢者の転倒(3)糖尿病で足の感覚鈍く

左の大腿骨を骨折した女性に転倒予防の説明をする近藤誠哉さん(大分県臼杵市の市医師会立コスモス病院で)

 大分県 臼杵うすき 市の女性(76)は2016年2月、大分市内の病院の入り口で、わずか1、2センチの段差につまずいて転倒し、左の腕や脚を強く打ちつけた。痛みで立ち上がれず、そのまま病院の中に運ばれた。検査の結果、左 大腿だいたい 骨を骨折していることが分かった。

 女性は40歳頃から糖尿病を患い、血糖値を下げるためのインスリンを注射する治療を続けていた。しかし50歳代半ば頃、母親の介護で通院できなくなり、7年近くも治療から遠ざかってしまった。病状が進み、糖尿病の3大合併症である網膜症、腎症、神経障害を次々と発症した。

 神経障害は脚に症状が出やすい。高血糖により神経や血管が傷つき、感覚神経の働きが低下。足の裏や指先の感覚が鈍くなる。糖尿病の主治医で臼杵市医師会立コスモス病院内科部長の近藤誠哉さんによると、女性は脚の関節が思うように動かせず、筋力も落ちて踏ん張りも利かず、つまずいて転びやすい状態だった。

 女性は入院して左大腿骨の骨頭を人工骨頭に置き換える手術を受け、リハビリを経てつえを使えば何とか歩けるようになった。「寝たきりにならず運が良かった」と振り返る。

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