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松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

フィッシュサンド

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フィッシュサンド

 小学校栄養士の松丸奨です。今日は白身魚を挟んだ大人気のレシピ「フィッシュサンド」のご紹介です。給食レシピなの? という方、多いと思います。実は、給食では定番のメニューなのです。1年に2~3回は出るという学校も多いんです。白身魚は給食“御用達”とも言えるタラを使いました。

 おいしく作るコツは「2度揚げ」です。白身魚は水分が多いので、1回で揚げてしまうと、中の水分が蒸発するように外に出て、衣を軟らかくしてしまうのです。2分間休ませてから、もう一度揚げるとサクサクの食感になり、フィッシュサンドをおいしくいただけます。

 さて、そんなフィッシュサンドですが、一緒に挟む具材は、レタス、トマト、チーズは定番です。ここでリンゴも入れましょう。リンゴのシャキシャキした食感と、爽やかな香りがアクセントになります。

 リンゴには、リンゴポリフェノールが含まれており、疲労回復に役立つといわれています。他にも、余分な塩分の排出を促すカリウムや、腸内の善玉菌を増やすといわれるペクチンが含まれています。おいしいだけではなく、健康にも良い果物ですね。

 秋の気候に変わり、過ごしやすい季節になりました。休日はフィッシュサンドを持って、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

[作り方]

(1) タラに白ワインと食塩で下味をつけておく。レタスとチーズは食べやすい大きさに切り、トマトとリンゴはスライスにする。

(2) (1)のタラに1回目の片栗粉をまぶす。次に、ボウルに卵を溶きほぐし、片栗粉、小麦粉を混ぜ、先のタラを入れ、衣を付ける。180度に熱した油で、周りが固まるまで1~2分揚げる。

(3) タラを油から取り出し、2分ほど休ませる。その後、もう一度、180度の油できつね色になるまで揚げる。

(4) パンに(3)と野菜、リンゴ、チーズをはさみ、包丁でパンを半分にカットする。食べやすいように、ラップやサンドイッチフィルムに包む。お好みで中濃ソースやケチャップをかけて完成。

 (レシピ作成 栄養士 松丸奨)

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matsumaru-susumu_prof

松丸奨(まつまる すすむ)

 管理栄養士 栄養教諭 フードコーディネーター

 1983年千葉県生まれ。専門学校卒業後、栄養士として千葉県内の市立病院に勤務。2009年より小学校で勤務。給食の献立作成や調理指導、食育の授業などを行っている。2013年には、実際に提供されている給食のおいしさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募総数2266校)で優勝。ドラマでの給食の監修・調理指導など担当。テレビなどのメディア出演も多数。塩分が控えめで、だしや味付け、彩りにこだわったレシピ作りに励んでいる。著書に、「日本一の給食メシ 栄養満点3ステップ簡単レシピ100」(光文社)「ママと子の「ごはんの悩み」がなくなる本」(サンマーク出版)「日本一の給食レシピ 子どもがすくすく育つ」(講談社)

Instagram:https://www.instagram.com/matsumaru.susumu/
ブログ:小学校栄養士 松丸 奨のブログ

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