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フリーアナウンサー 大橋未歩さん

一病息災

[フリーアナウンサー 大橋未歩さん]脳梗塞(4)パラ競技 全力で伝える

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 8か月の療養生活で、健康の大切さを痛感した。体を気遣い、定期的に運動するようになった。予防だけでなく、体の違和感を見逃さないことが大事と考えるようになった。

[フリーアナウンサー 大橋未歩さん]脳梗塞(4)パラ競技 全力で伝える

 驚いたのは、価値観の変化だった。

 「いつ死ぬか分からないものなんだなって。もっと自分の言葉で発信したいって思うようになりました」

 勤めていたテレビ東京も仕事も大好きだった。ただ、局に所属するアナウンサーの主な仕事は、台本の内容を正確に伝えること。その枠を超えてみたくなった。視聴率も、以前ほど大切に思えない自分が苦しかった。優先順位があまりに明確になり、戸惑った。

 昨年12月に退社した。パラリンピック取材に取り組む。

 「五輪を終えた時、このまま帰っていいのかなって、ずっと心のどこかがチクチクしていたんです」。入院中に、体のまひを抱えた患者に出会ったことも大きい。

 障害を抱える選手からは「(相手の)障害部分を狙うことこそが相手へのリスペクト」と取材で聞き、それを上回る戦略や技術を練ることが重要と知った。

 「新鮮な世界だった。この新しい面白さを、五輪の時のように全力で伝えたい」

 東京も、そして、その先も。ライフワークとして取り組むつもりだ。

 (文・森井雄一、写真・米田育広)

  フリーアナウンサー 大橋未歩さん(40)

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