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介護・シニア

生活見直し 不眠改善

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悩むと悪化も 早めに受診

 若い頃に比べると寝付きが悪くなり、夜中に何度も目が覚める――。そんな悩みを抱える人もいるだろう。多くの場合は加齢に伴う変化で、あまり心配する必要はないが、日常に支障が出るようなら対処が必要だ。病気が不眠を引き起こしているケースもある。

 

生活見直し 不眠改善
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 厚生労働省の医療情報サイト「e―ヘルスネット」によると、60歳以上の3人に1人が睡眠の悩みを抱えている。

 ただ、全てが不眠症に当てはまるわけではない。アメリカの「睡眠財団」は、年齢別に睡眠時間の目安を示している。26~64歳は推奨が7~9時間、許容の下限が6時間なのに対し、65歳以上は推奨7~8時間、許容下限5~6時間と、いずれも少なめだ。

 大阪回生病院睡眠医療センター部長の谷口充孝さんは「高齢者が以前と同じように眠れないのは自然なこと」と話す。日中に眠気やだるさなどの不調がなければ、睡眠時間の短さや、夜中に目覚めることは、特に心配しなくていいという。「睡眠は日中元気に過ごすためのもの。時間にこだわり過ぎないで」

 ただ、夜に眠れず、日常生活に差し障りが出るようであれば対応が必要になる。

 「まず、生活習慣を見直してください」と谷口さん。基本は「毎日同じ時刻に起き、朝食を食べる」だ。出勤時間に縛られない高齢者は、就寝や起床の時間が遅くなることがあるが、「体内時計が乱れるのでおすすめできない」という。夜に眠れなくなるので、長時間の昼寝も避ける。

 生活習慣を見直しても改善しない場合は、睡眠薬の服用も考慮したい。抵抗感を持つ人もいるが、睡眠薬で寝られるようになって不安が取り除かれ、改善に向かうケースも多いという。最近は、ふらつきなどの副作用が少ない薬も開発されている。

 高齢者ならではの事情が、眠れない原因につながる場合もある。関節の痛みや皮膚のかゆみで寝られない時は、早めに医師に相談したい。持病の薬の量や種類が変わると、不眠になる場合もあるので、注意する。

 また、うつ病や、「睡眠時無呼吸症候群」、就寝時に脚に不快感を感じて落ち着かなくなる「むずむず脚症候群」は、いずれも中高年に起きやすく、睡眠に影響を及ぼすことがある。それぞれの症状に応じた治療が必要だ。

 谷口さんは「不眠に悩むことで、より眠れなくなり、状態が悪化する人もいる。早めに受診を」と呼びかける。不眠症を扱う精神科や心療内科などもあるが、まずはかかりつけ医に相談しよう。

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