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厳しい残暑、9月も警戒…建設現場で熱中症対策強化

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厳しい残暑、9月も警戒…建設現場で熱中症対策強化

小型扇風機がついた空調服を着て仕事をする作業員(24日、福岡市南区で)=大久保和哉撮影

 今夏は「災害」と言われるほど記録的な酷暑に見舞われ、熱中症の搬送者数が過去最多のペースで増えている。気象庁によると、九州北部・山口地方は9月も厳しい残暑となる可能性が高く、引き続き熱中症への警戒を呼びかけている。

 福岡市で最高気温が34度となった24日、南区井尻のマンション建設現場では強烈な日差しの下、作業員が大粒の汗を流して工事にあたっていた。手を止めて向かう先は、現場の自動販売機。ペットボトルのスポーツ飲料(500ミリ・リットル)は1本50円で、通常価格より100円ほど安い。差額は施工業者の上村建設(福岡市)と下請け業者が負担している。作業員の男性(53)は「気軽に飲めるのでありがたい」と汗をぬぐった。

 同社はこれまで現場に製氷機などを置き、作業員の多くも小型扇風機付きの服を着用してきたが、今夏は格安の自動販売機を設置して対策を強化している。

 福岡管区気象台は3か月予報で、九州北部・山口地方は9~11月、「暖かい空気に覆われやすく、気温は高い見込み」としている。例年9月も熱中症の搬送者は後を絶たず、総務省消防庁によると、昨年9月は全国で2098人が搬送された。

 今年の搬送者は8月26日現在で8万9305人(速報値)に上り、過去最多のペース。福岡市も同じ傾向で、市消防局の担当者は「9月は気温の変動が激しくなり、体が対応しにくい。室内でも水分を積極的にとり、エアコンや扇風機を活用してほしい」と話した。

          ◇

【熱中症対策のポイント】

▽適度な運動や食事、睡眠をとり、暑さに負けない体作りを続ける

▽日差しをよけたり、冷却グッズを使ったりする

▽体が冷房に慣れた夏休み明けは特に注意が必要。日傘や帽子の利用、水分補給などを怠らない

(日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクトのホームページより抜粋)

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