文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療ルネサンス

 読売新聞の人気連載「医療ルネサンス」の記事を読むことができます。

医療ルネサンス

豪雨被災地報告(3)酷暑の作業熱中症に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
豪雨被災地報告(3)酷暑の作業熱中症に

ボランティアセンターには「熱中症に注意」という呼びかけが大きく貼り出されていた(7月16日、広島市安芸区矢野西で)=中嶋基樹撮影

 酷暑が続いた西日本豪雨の被災地。岡山県倉敷市真備町の男性会社員(74)は、隣の総社市の施設で、1か月以上、避難生活を送る。一緒に避難した妻(71)は熱中症になり、入院中だ。男性は「慣れない避難生活にこの暑さ。無理がたたった」と話す。

 避難所に冷房は入っているが、妻は35度を超える暑さの中、ボランティアと一緒に、2階まで浸水した自宅の片付けに出かけた。

 そんな生活を数日続けた夜、妻は避難所で意識が遠のき、救急搬送された。高血圧の持病もあった。

 男性は被災した自宅の復旧をあきらめ、総社市内に中古住宅を購入したが、リフォームが終わる10月まで避難所暮らしは続く。

 「妻はまた体調が悪化しないよう、しばらく入院している。私も気を付けなければ」と説明する。

この記事は読者会員限定です。

読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療ルネサンスの一覧を見る

最新記事