医療ルネサンス
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医療ルネサンス
豪雨被災地報告(3)酷暑の作業熱中症に
酷暑が続いた西日本豪雨の被災地。岡山県倉敷市真備町の男性会社員(74)は、隣の総社市の施設で、1か月以上、避難生活を送る。一緒に避難した妻(71)は熱中症になり、入院中だ。男性は「慣れない避難生活にこの暑さ。無理がたたった」と話す。
避難所に冷房は入っているが、妻は35度を超える暑さの中、ボランティアと一緒に、2階まで浸水した自宅の片付けに出かけた。
そんな生活を数日続けた夜、妻は避難所で意識が遠のき、救急搬送された。高血圧の持病もあった。
男性は被災した自宅の復旧をあきらめ、総社市内に中古住宅を購入したが、リフォームが終わる10月まで避難所暮らしは続く。
「妻はまた体調が悪化しないよう、しばらく入院している。私も気を付けなければ」と説明する。
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