ウェルネスとーく
医療・健康・介護のコラム
[女優 西田尚美さん](上)出産一年後に「陣痛より痛い!」 救急車で運ばれると胆石が50~60個も
全身麻酔で胆石摘出 その後は食生活に気配り
――それから25年以上、女優として活躍してこられました。ずっと健康でいらっしゃいましたか。
ずっと入院も骨折も知らなかったのですが、2008年に長女を出産した1年後に、胆石ができてしまいました。なにしろ陣痛よりも痛いのです。そのときは初めて救急車を呼びました。
私は妊娠中、洋食が食べたくて仕方なかったのです。エビフライとかオムライスとか。油ものを食べることが多くて、それが影響したのかもしれません。病院に行って超音波検査をしたら、「石が50~60個ある」って。内視鏡の手術でしたが、全身麻酔で摘出してもらいました。
――それは大変でしたね。その後はいかがですか。
おかげさまで問題なく。でも、食べ物には気をつけるようにしています。リンゴやほうれん草、ケールなどで作った野菜ジュースを飲んだり、現場で出るお弁当の揚げ物は、時には衣を取って食べたり。家の食事は粗食です。ご飯とみそ汁を主体に、一汁一菜ですね。
母親になってから初めての長期ロケに 娘は「全然大丈夫!」
――娘さんはもう小学4年生。お仕事と子育てで大変だったのは、いつ頃でしたか。
保育園に行っていた3歳頃でしたね。娘に熱があると園から電話があっても、すぐには行けませんから、シッターさんに迎えを頼んで、そのまま託児所に移してもらったり。ですから、電話があるとヒヤッとします。
最近も、そういうことがありました。水ぼうそうになって学校から帰らなければいけなかったのですが、娘が気をつかって「ママは仕事だから電話してもいないよ」と。結局、夫が迎えに行ったのですが、そのとき私は映画を見ていただけでした(笑)。
娘が生まれてからは、長期のロケなどには行かないようにしていました。この頃は娘もしっかりしてきたので、つい最近、10日ほどのロケで家を空けたのです。帰ってきて、泣かれるかと思ったら、「全然大丈夫。イエーイ!」とハイタッチされました。わが子の成長に驚かされています。
にしだ・なおみ
1970年、広島県福山市生まれ。モデルとしてファッション誌「an・an」「non-no」で活躍後、93年に女優へ転身。99年の映画「ナビィの恋」に主演。その後も映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍している。待機作にドラマ『ダイアリー』(NHKBSプレミアム、9月9日22時から・全4話)、『いよっ!弁慶』(同、10月31日21時から)、連続ドラマW『コールドケース2~真実の扉~』第4話(WOWOW、11月3日22時から)、映画『生きてるだけで、愛。』(関根光才監督、 11月9日公開、新宿ピカデリー他)がある。
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