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医療・健康・介護のコラム

[タレント・医師 西川史子さん](下)胃腸炎を我慢…「病院に行きたくなかった」!? つらかった離婚、でも人生は楽しくなった

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医師だからこそ受診に抵抗が

[タレント・医師 西川史子さん](下)胃腸炎を我慢…「病院に行きたくなかった」!? つらかった離婚、でも人生は楽しくなった!

――医師の立場でいらっしゃいますが、ご自身の健康で悩まれたことは?

 2年くらい前に胃腸炎になりました。すぐに病院に行けばいいんですけど、医師って病院に行くことに抵抗があるんです。まず待合室がにいるのがイヤだし、不健康なのを他の医師に怒られるのもイヤ。私の父も70年くらい検査を受けたことがなく、歯が痛くても歯医者さんには行かず、自分で抜いたくらいです。一度受診した後は抵抗もなくなったのですが、それまでかなり我慢してしまいました。

 そのころは、胃腸炎だけでなく、本当に体調が悪くて疲れやすくなっていました。更年期なのか、老化のせいなのか、仕事をしていても自分が元気な感じがしなかったですね。心配されても、「本当に?」なんて疑ったりして、人付き合いも後ろ向きになっていました。入院して思ったのは、やはり「健康でなければ、何もできないな」ということですね。

実家の両親のおかげで元気回復

――退院してからはどうですか。

 しばらくは、誰かと約束ができなかったのです。友人や知人と食事に行っても、思うように食べられない。天ぷら屋さんに行っても、天ぷらが食べられない。他の料理を出してくれるのですけど、「お店の人は不愉快だっただろうな」と考えてしまう。みんながワインのときに、私はお茶。そうなると、出かけることに消極的になりました。

――それは苦しかったですね。今は?

 やっと、美味(おい)しいものを食べられるようになりました。

 実は、体調が悪いとき、できるだけ実家に帰るようにしていたのです。一人だと、どうしても朝食を抜いたり、外食ばかりになってしまいます。それが、実家にいると朝、昼、晩としっかり食べることになりますし、母と一緒に自分で料理をする気になります。思えば、両親のおかげで元気になった面も大きいです。

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