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新時代の「セルフメディケーション」

健康・ダイエット・エクササイズ

筋トレ女子のコンディショニング3本柱…美しく健康な身体作り

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健康にやせたい

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ぶら下がりストレッチからスタート

 「体重が減ると、ほほがこけたり胸元が落ちたりするんですが、そうではなく健康的にやせて、ヒップアップして背中もきれいに見えるようにしたい。『わき腹の肉を落としたい』とか、自分なりの課題をトレーナーさんに相談すると、トレーニングの方法を教えてくれます。結果が目で見てわかるので、やる気が出ますよ」

 トレーニングは器具にぶら下がるストレッチからスタート。それから筋力トレーニングのマシンに取り組む。「筋肉を伸ばしておくと、筋トレの効果が表れやすくなる」と指導を受けた。その後は40分走る。音楽に合わせた格闘技系のエクササイズが好きなので、お気に入りのプログラムがあると参加する。

 そうして自分を追い込んだ後は、リラックスするエクササイズに参加したり、施設内の全身マッサージのベッドに横になったりして体をクールダウン。風呂にしっかりつかって、足にはお湯と水を交互にかける。五輪のマルチサポートハウスで行えるお湯と冷水の交代浴と同様で、疲労回復に役立つという。「リカバリーをちゃんとやっておかないと、筋肉痛が長引くんですよ」と佐藤さん。その日の調子に合わせて1日2、3時間を過ごし、うちに帰ったら、ぐっすり眠れる。

むくみや肩こり解消にも効果

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マシンを使った筋トレはトレーナーの指導を受けて取り組む

 もともと運動好きというのではなかった。学生時代の体育の成績は「2」か「3」と運動はむしろ苦手な方。仕事はほぼ座りっぱなしでパソコンの仕事が多く、足はむくむし、肩は凝る。食べるのが好きなのでちょっと太ってしまうことも多い。

 20代の後半から埼玉県の実家近くのスポーツクラブに週1~2回通っていたが、実家を出て東京で暮らすようになって昨年8月、職場に近いティップネス木場店に通い始めた。

 その時に奮発して別料金を払い、個人トレーナーに2回ついてもらった。「マシンを使った筋トレは知識がないと怖いし、食事についても知りたかった」という。

 このスポーツクラブに来る女性は日中が50歳代、夕方以降は40歳代前半が中心だという。

 指導に当たる佐藤あゆみさんは「やせたいと言って入会される方は多いですね。体重が減ると全体に体が小さくなった印象になりますが、みなさんが求めるのは、ただ体重を落とすことではなくて、張りのある体、引き締まった曲線のある体だということに運動していく中で気づきます。最初に踏み出すのは大変ですが、結果はついてくるので、まず1か月続けてみましょうと話をしています」と語る。

 佐藤美穂さんのように習慣になればしめたもの。「腹筋と背筋のバランスがいいと、姿勢が整ってきれいに見えるし、姿勢が崩れて肩こりになるのも防いでくれます。足のむくみは走ると楽になりますね。運動をすると翌日の体調が違うので毎日通いたくなります。階段をひょいひょい登れるのもいいですよ」と話す。佐藤さんなりのベストパフォーマンスを実現している。

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