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地域枠医学生、「枠外採用」ダメ…病院の補助金を減額へ

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 厚生労働省は、地域の医師確保のために設けた大学医学部の「地域枠」で入った学生を、別の地域の病院が研修医として採用した場合、病院の補助金を減額する方針を固めた。医師の地域偏在の解消につなげる制度の趣旨を守るため、強制力が必要と判断した。

 地域枠は、地域医療に従事する意思をもった学生を選抜する制度。卒業した医学部がある都道府県の病院で一定期間働くことを条件に、奨学金の返済を免除される例が多い。文部科学省によると、2017年度は9割近い71大学が導入。募集定員も医学部定員の17.8%、1674人に上る。

 ただ、奨学金を返還し、地域外の病院で研修医となるケースが後を絶たず、昨春は34人に上った。厚労省は昨年、全国の臨床研修病院に初めて、卒業予定の地域枠学生805人のリストを送付。誤って採用しないように通知で求めたが、今春も山形、大分など7府県の地域枠の9人が地域外の病院に行った。

 同省は26日の有識者検討会で、9人を採用した経緯を病院側から聴取する。

 また、来春から正当な理由なく地域枠から外れた学生を採用した病院に対し、研修医1人あたり約60万円の補助金を減額するほか、研修医の採用枠を減らす措置を取ることにした。

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