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画像診断がん見落とし、放射線学会が防止へ見解…主治医に注意喚起「強化を」

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 画像診断結果の確認不足によるがんの見落としが相次いだことを受け、日本医学放射線学会は19日、各医療機関に対し、画像診断報告書を主治医が確認したかチェックするシステムの構築を求める見解をまとめた。同学会のサイトで同日、公表した。

 先月、千葉大病院や兵庫県立がんセンター、横浜市大病院などで、放射線診断医による画像診断報告書の記載を主治医が見落とし、がんの治療が遅れた例が続々と発覚。主治医が、専門とする臓器以外の異常に注意を払わない傾向にあることが問題視された。

 見解では、問題が起きた要因として、〈1〉画像検査の情報量が増え、放射線診断専門医の数が不足〈2〉医療の高度化で専門分化が進み、主治医が専門外の知識を十分持つのが困難〈3〉医療従事者間のコミュニケーション不足――などを指摘した。

 そのうえで、「画像診断で主治医の専門外の予期していない異常が見つかった場合は、通常の報告書だけでなく、別の連絡手段を用い、主治医に的確に伝えるべきだ」とした。

 同学会理事長の今井 ゆたか ・東海大教授は「小さながんが疑われる段階では治療の緊急性はないが、見落として放置されると命にかかわる。画像検査で異常が見つかれば、緊急性が高くなくても、注意喚起を強めるべきだ」と話している。

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