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五味院長の「スッキリ!体臭で悩まなくなる話」

コラム

なぜ「お父さんの後は臭い」のか ストレス、加齢…便臭が教える健康状態

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トイレを出たら、不機嫌な娘の顔が…

 朝のひととき。お父さんは世俗の憂いから解放され、1坪足らずの聖地で至福の時間を満喫しています。ゆうべはぐっすり眠れたし、朝ご飯も 美味(おい) しい。快眠、快食、そして3番目もOK。「さあ今日も一日がんばるゾー」と張り切ってトイレを出ると、不機嫌そうな娘が「お父さんのトイレの後は臭くてイヤ。これからは私の後にして。時差使用お願い!」

 なんたること! アレは元々臭くて当たりまえ。そもそも父親のほうが臭いなんて偏見、差別じゃないか!……こんなやる方ない思いをしたお父さんも多いことでしょう。

腸の異常発酵が悪臭の原因

 お父さんのおっしゃるとおり、便は必ず臭います。無臭便などありません。食べ物が消化吸収された残りカスが便です。その 残渣(ざんさ) には「メチルメルカプタン」という便特有のニオイ分子が必ず含まれています。これは豆、タマネギなど多くの食材に含まれていて、ときには香料の素材にすらなります。ですから、これだけなら便は本来、ニオイはあっても悪臭ではないはず。

 しかしです。そのクサくないはずの便が「臭い便」に変臭します。「インドール」「スカトール」「硫化水素」「アンモニア」といった、たんぱく質が腐敗発酵されて発生するニオイの面々が加わるからです。つまり、腸内で異常発酵した「腐敗便」になることが、臭くなる原因です。

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五味常明(ごみ・つねあき)

1949年、長野県生まれ。一橋大学商学部、昭和大学医学部卒。昭和大で形成外科、多摩病院で精神科に携わった後、体臭・多汗研究所を設立。現在は、 五味クリニック 院長として、東京と大阪で診療する傍ら、流通経済大スポーツ健康科学部の客員教授も務めている。

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