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医療ルネサンス

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【いのちの値段】地域をつなぐ(4)在宅緩和ケア 多職種連携

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 この写真は先月、女性が亡くなる5日前に撮影された。 白髭しらひげ 内科医院(長崎市)の白髭豊さん(56)と看護師が、月1回の訪問診療に来た時の光景だ。

 女性は末期の腎臓がんで、がんを患う夫と2人暮らし。79歳。自宅の市営住宅で5年間、緩和ケアを受けていた。女性はしきりに「みんなが私のことを分かっていてくれる」と言った。

 訪問看護師、ケアマネジャー、訪問薬剤師、ヘルパーもやって来る。それぞれの記録も、病院で受ける抗がん剤治療の情報もノートパソコンで共有されている。スタッフの連携がよいため、行き違いや気持ちのズレを伝えれば、ギスギスせずに解消される。「そういうシステムを築いたんだ」と、白髭さんが答えた。

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