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【いのちの値段】地域をつなぐ(3)子に健康を 朝ごはん提供

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 先月中旬、午前6時50分。東京都足立区の足立入谷小学校(児童数152人)に登校する三女、 絢佳あやか ちゃん(9)を、母親の清水幸子さん(39)が見送った。

 地域のお年寄りの有志5、6人が、家庭科室で、昔ながらの朝ごはんを振る舞ってくれる。費用は寄付で賄われ、無料。年間十数回あり、この日は4年生を中心に33人が集まった。

 あったかいご飯と 出汁だし がきいた具だくさんのみそ汁、サケと野菜を蒸したみそ味のちゃんちゃん焼きなど。魚嫌いの絢佳ちゃんも残さず平らげる。朝ごはんをしっかりとれば一日元気だ、と実感したらしい。

 ありがたいな、と清水さんは思う。区内の4年生の1割強が毎日は朝ごはんを食べていない。ファミリーレストランでフルタイムで働く自分に、こんな「すごい朝ごはん」はつくれない。

 食と健康を通じて街が動いた。清水さんの実感だ。最初は2013年。区が作成したポスターに目を奪われた。糖尿病を患う中年男性が、病院の廊下のイスで苦悩する写真。 壊疽えそ のためか、左手の指に包帯が巻いてある。「なぜ足立区民の健康寿命は都平均より約2歳短いのか」と、衝撃的なコピーが躍る。

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