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強制不妊…81歳、手話で証言「悔しさ知って」

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 旧優生保護法(1948~96年)下で障害者らが不妊手術を強制された問題で、東京都内に住む聴覚障害者の宍戸和美さん(81)が11日、都内で記者会見し、約64年前に仙台市内で手術を強制されたと手話で証言した。宍戸さんは「子供が出来ない手術を受けた悔しさを知ってほしい」との思いから実名を公表した。

 会見は東京都聴覚障害者連盟(渋谷区)が主催した。宍戸さんは宮城県出身で、仙台市の県立ろう学校(現・県立聴覚支援学校)に通っていた1954年、父親と教師に学校近くの病院に連れて行かれ友人と一緒に手術を受けたという。事前に説明はなかったが、手術後の下腹部の痛みなどで不妊手術を受けたと分かった。

 卒業後の66年、ろう学校時代の同級生の女性と結婚した。「手術を受けたから子供は出来ない」と打ち明けたが、「それでもいい」と言ってくれたという。妻は2016年に78歳で亡くなった。宍戸さんは「もともと妻は子供を欲しがっていた。国に謝罪を求めるかどうかは、今後考える」と話した。

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